施工事例

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瓦屋根の雨漏り原因は…

屋根 / 堺市西区

お客様のご要望

14年来のお客様。
西風が強い日に同じところから雨漏りする。

施工のポイント

雨漏りの原因の可能性は、屋根一番上にある瓦の数が1枚足りない為、吹きぶりの時には雨の侵入が有ったようです。白い部分の漆喰の隙間にも原因があったのかもしれません。

瓦屋根の雨漏り原因は… イメージ画像

雨漏りの原因の可能性…

まず、施工前の写真を見てください。

今から40~60年前の瓦です。

 

色んな問題点があります。

  • 棟瓦の周りにシリコンが隙間無く塗られている。
  • 平瓦の縦筋にシリコンが隙間なく塗られている。
  • 平瓦と棟瓦の掛かりシロが少ない。

結果…

  • 棟瓦の、掛かり(のみ込み)が少ない為、通常時には漏らないが一定以上の風が吹くと雨が上に走り漆喰の隙間を抜けて雨漏りする。
  • 縦すじシリコンはどこからか入った雨の抜ける道を全て塞がれているので、室内に入る道しかない残されていない。

 

なぜ上記のような施工をしてしまったのか

  • 瓦がズレないように
  • 雨漏りが続いたので隙間無く雨が浸入しないように
  • 数十年前に訪問営業で口車に乗せられて(今回のお客様がそうだったのかは不明です)

 

弊社の対応は営業マンだけでなく瓦屋さんと一緒に現場調査します。

一軒一軒造り手が違ったり予算が違うためです。

今回の作業としまして

①棟、ノシ瓦を一度撤去します。

本来なら積替えをする際に現状の物を再利用するのですがシリコンでコテコテの為

新しい瓦を用意しました。

②雨漏り箇所を発見しました。数カ所ありました。

室内に侵入してきている数よりも多かったです。黒ずんでいる部分です。

   

③縦すじをシリコンをカッターでそぎ落とします。

雨が浸入してもある程度、瓦の筋道で侵入を防ぎます。

④新しい瓦を一枚追加しました。

⑤ノシを積んで棟瓦、漆喰です。

   

今回の見積書に記載された工事は完了しました。

…ですが、雨漏りが完全に治ったわけではありません。

 

まだ、一か所ポタポタとある一定の条件になると雨漏りの音が鳴るそうです。

それが家の中なのか外なのか音の正体は不明です。

ご近所だから出来る事、昔からの住宅医としてこれからも経過観察をしていきます。

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